情報共有をスムーズにするエスカレーションフロー
情報共有をスムーズに行うためには、エスカレーションフローを確立することが重要です。
エスカレーションフローの作成方法
エスカレーションするインシデントをレベル分けする
まずは、インシデントを分類します。
どのようなインシデントが起こるとエスカレーションが必要なのか、どのようなインシデントまでなら現場で対応可能なのかを分けます。
次に、緊急度や重要度でインシデントを何段階かにレベル分けします。
エスカレーションのルートを決める
実際にエスカレーションを行う際、
- 担当オペレータが誰に連絡するのか
- どのような手段で連絡するのか
などを決めておきます。
例えば、EC事業者のコールセンターでは、商品の発送に関するエスカレーションはA部門にメールで伝達する、返品・返金に関するエスカレーションはB部門のCさんに基幹システムを通じて連絡するなど、エスカレーション先と手段を明確にします。
ナレッジ共有のルールを決める
インシデントが解決したら、次に同様のインシデントが発生したときのためにエスカレーション対応の内容を社内のナレッジベース に記載します。
こうすることでインシデントを担当した以外のオペレータや新たに配属されたオペレータも、エスカレーションの基準やルールを把握できるようになります。